FP試験で役立つ電卓の使い方を解説します【グランドトータル機能】

こんにちは、まんまるです。

FP試験の勉強を始めて、こう思っている人はいませんか？

今回は、電卓のグランドトータル機能を使ってFP１級応用編の計算問題を効率的に解く方法を解説します。

FP1級の計算問題では電卓のグランドトータル機能を使いこなそう

FP１級学科試験の応用編は試験時間１２０分で大問５問を解く必要があります。

問題を解き、解答用紙に記入して、最後に見直しをすることを考えると、１問かけられる時間は長くありません。

計算問題で電卓を効率的に使えば、時間を有効に使うことができます。

今回はその方法を紹介します。

電卓のグランドトータル機能の使い方

電卓によってキー表示は違うと思いますので、今回は私が使っている電卓をもとに説明します。

電卓の【GT】はグランドトータルです。

計算結果をクリアする【AC】キーを押してから【GT】キーを押すまでの「＝」を押した合計を計算することができます。

グランドトータル機能を使ってみよう

それでは実際に【GT】機能を使ってみましょう。

電卓に「５００」と表示されます。

FP試験の計算問題でのグランドトータル機能の使いかた

【GT】キーの使いかたがわかったところで、実際にFP試験でどのように使うのか解説します。

次の条件で、Aさんが６５歳から受給できる老齢厚生年金額を計算していきます。

報酬比例部分の年金額を計算しよう

Aさんの報酬比例部分の計算式は次のようになります。

この計算式をグランドトータル機能を使って計算します。

まずは総報酬制導入前の部分です。

この順番でキーを押すと、「５６８５７５」がグランドトータル記憶されます。

つぎに総報酬制導入後の部分を計算します。

この順番でキーを押すと、「８１５１３４．３２」がグランドトータルに記憶されます。

最後に、【GT】を押して報酬部分の合計額を表示します。

「１３８３７０９．３２」が表示されるはずです。

FP試験では円未満を四捨五入するため、『１，３８３，７０９円』が報酬比例部分の金額になります。

経過的加算額の計算には使えない

Aさんの経過的加算額の計算式は次のようになります。

途中にマイナスが入る計算は【GT】では計算ができません。

マイナスをする必要がある計算の場合には、メモリー機能を使って計算しましょう。

メモリー機能の使いかたはこちらの記事をご覧ください。

加給年金は加算する？

Aさんは独身のため、加給年金は加算されません。

老齢厚生年金の合計額はいくら？

報酬比例部分の『１，３８３，７０９円』と経過的加算額の『４２，８３９円』の合計『１，４２６，５４８円』がAさんの老齢厚生年金の金額になります。

まとめ

今回は電卓のグランドトータル機能の使いかたについて解説しました。

１問を約３分で解かなければいけないFP１級学科試験では、計算問題を解くスピードが速くなると、時間に余裕が生まれます。

時間に余裕が生まれると、見直しをする時間を確保できるメリットがあります。

電卓の便利な機能を使って、FP試験の合格を目指しましょう。

このブログが「今までグランドトータルなんて聞いたこともなかった！」という人の助けに少しでもなれば嬉しいです。

それでは今回はこれで終わります。

まん、まるっ！