こんにちは、まんまるです。
TACのあてるシリーズを買った方がいいかなぁ?
問題集で結構お金使ってるんだよね…
こんな風にあてるシリーズの購入を悩んでいる方はいませんか?
私も購入するかどうか悩みました。
私はFP1級学科試験の勉強用に『きんざい精選問題集』と『TAC合格トレーニング』の2冊を購入しました。
この2冊で8500円ほどの費用がかかっています。
そのうえで、『TACのあてるシリーズ』まで買う必要があるか?と疑問に思ったためです。
しかし結論を先に言えば、私は「購入した方がいい」と思います。
今回は、私がそのように感じた理由を紹介していきます。
TAC出版の『あてるシリーズ』とは
あてるシリーズは、TAC出版が各回のFP試験ごとに発売している問題集です。
全部で3回分の予想問題が掲載されています。
値段は3300円とそれなりのお値段がします。
すでに2冊の問題集を購入したうえで、さらに購入するのであれば、値段に見合った成果を期待するものです。
結果として、私はこのあてるシリーズを購入してよかったと感じています。
そこで次からは、私が試験直前にあてるシリーズを購入してよかったと感じた理由を紹介します。
FP試験前にTACのあてるシリーズを購入した方がいい理由
FP試験前にあてるシリーズを購入した方がいい理由は次の三つです。
- 周回した問題集は答えと選択肢を覚えてしまうから
- 模試のように使えて本番試験のイメージトレーニングができるから
- 初見の問題に絶望するリハーサルができるから
順番に解説していきます。
周回した問題集は答えと選択肢を覚えてしまうから
F1級学科試験の基本的な学習方法は、問題集の周回を重ねるアウトプットが中心です。
1冊の問題集を最低5周し、知識の積み重ねを行っていきます。
おすすめの勉強方法はこちらの記事をご覧ください
周回を重ねるごとにわかる問題が増え、正答率が上がっていきます。
しかしその反面、問題の選択肢を覚えてしまっているだけと感じる問題も出てきます。
その時に役に立つのが、TACの3回分の予想問題です。
同じTACから出ている合格トレーニングと、同じようで微妙に言い回しの違う問題等が出題され、自分の本当の理解度を確認することができます。
試験直前の追い込み期に自分の弱点がわかるので、そこを潰すことで点数の上乗せが期待できます。
模試のように使えば本番試験のイメージトレーニングができるから
本番の基礎編の問題は、全50問の中で6分野が8~9問ずつ順番に出題されるため、各分野ごとに素早く頭を切り替える必要があります。
問題集だと6分野が論点ごとに順番に掲載されているため、頭を切り替えるトレーニングは難しい部分があります。
そこで役に立つのがTACの予想問題です。
本番試験と同じ数の問題構成となっているので、各分野ごとに頭を切り替える練習ができます。
また、120分の時間の中でどのようなペース配分をして問題を解くかという時間配分の練習にもなります。
集中できる環境でおこなえば、本番3回分のイメージトレーニングができるので、試験当日に試験形式で焦ることがなくなります。
初見の問題に絶望するリハーサルができるから
問題集の周回を重ねると、正解の選択肢まで覚えていなくても、見たことがある問題というのがほとんどになってきます。
最初はわからなかった問題も解けるようになり、「どんな問題でも解ける!」と勘違いをしそうになります。
しかしFP1級学科試験はそんなに甘く、優しい試験ではありません。
毎回本番試験には、受験生の心を折るための難問奇問が仕込まれています。
そんな難問奇問も、問題集や過去問の周回を重ねていくうちに正解できるようになりますが、それは『何度も解いたことがある』ためです。
初見の難問奇問は、見た瞬間に血の気が引くのがわかり、心を根元から刈り取られそうになります。
前日までの自信があればあるほど、感じる絶望感は大きくなります。
そんな時に役立ってくれるのがあてるシリーズの予想問題です。
きんざいほどのいやらしい難問奇問は出ませんが、それでもテキスト欄外の注意書きから出題するような初見の問題が入っていることがあります。
そのような問題を見ると、本番試験でなくても心が折れそうになります。
しかし一度経験すれば、次に同じような経験をしてもショックは少なくなります。
本番前に心が折れる練習をしておくことは、本番で心を折られそうになった時の予防線になります。
これと併せて心が折れそうになった時の対策もしておけば、あきらめることなく試験を乗り越えることができます。
心が折れそうになった時の対策については、こちらの記事をご覧ください。
あてるシリーズの注意点
ここまであてるシリーズを推してきましたが、ここで一つ注意点があります。
この問題集は「あてる」と題していますが、個人的にはそこまで予想問題が当たっている感じはしません。
ニュアンスが近い問題は出るのでしょうが、それはあくまでたまたまであり、この問題集を解いておけば合格できるというものではないと思っています。
そのため、『予想があたることを期待して買う』というよりは、『試験に対する心構えのために買う』といった使いかたがおすすめです。
FP試験前にTACのあてるシリーズを購入した方がいい理由 3選
今回は、FP試験直前にTACのあてるシリーズを購入した方がいい理由3選を紹介しました。
- 周回した問題集の答えと選択肢を覚えてしまうから ⇒ 新しい問題で知識レベルの確認ができる
- 模試のように使えて本番試験のイメージトレーニングができるから ⇒ 本番試験の形式に慣れることができる
- 初見の問題に絶望するリハーサルができるから ⇒ 心を折られる訓練ができる
この三つの理由があり、私はあてるシリーズの購入をおすすめします。
3300円という値段はそれなりですが、合格するために有効なお金の使いかただと思います。
しかし注意点がひとつあります。
受験する回にもよると思いますが、予想問題が当たることに過度な期待はしない方がいいです。
あくまで本番試験に対する心構えのために利用して、「当たったらラッキー」くらいなスタンスがおすすめです。
この記事が「TACのあてるシリーズを買った方がいいかな?」という人の助けに少しでもなれば嬉しいです。
それでは今回はこれで終わります。
まん、まるっ!
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