こんにちは、まんまるです。
FP試験の勉強をがんばっているけど、
これって何かの役に立つのかな?
そう思っている人はいませんか?
FP試験で学ぶ内容は、自分の生活にすぐに活かすことができるものがあります。
私の場合、タックス分野で勉強した扶養控除を使うことで、住民税が前年と比べて82,000円減りました。
月に6,800円負担が減ると、その分で日々の生活を豊かにしたり、つみたてNISAなどで将来へ備えることもできます。
FPとして相談を受ける場合でも、自分の経験をもとにアドバイスできるので、説得力があります。
そこで今回の記事では、私の経験をもとにFP試験で学ぶ扶養控除が実際どのように役に立つのか解説します。
扶養控除を使えば住民税が減ります
扶養控除は所得控除のひとつです。
適用することで、税金を計算するための課税所得が減ります。
課税所得が減ると、それに対応する分の住民税が減ることになります。
課税所得は住民税だけでなく所得税の基礎になるため、所得税も減ることになります。
所得税などについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
扶養控除はFP試験でもコンスタントに出題される
ここ数年で扶養控除の問題が出題されたのは2021年1月と2019年5月の応用編です。
コンスタントに出題される論点のため、試験対策上もしっかりと内容を理解しておく必要があります。
扶養控除とは
本人と生計を一緒にしている、合計所得が48万円以下の、16歳以上の扶養親族がいる場合、扶養親族1人につき所得控除が受けられます。
扶養親族の年齢によって、次のように控除額が違います。
区分 | 控除額 |
16歳未満 | 0円 |
16歳以上19歳未満 | 38万円 |
19歳以上23歳未満 | 63万円 |
23歳以上70歳未満 | 38万円 |
70歳以上(老人扶養親族) | 48万円 |
70歳以上(同居老親等) | 58万円 |
扶養親族には、青色事業専従者や専従事業者は含まれません。
配偶者以外の親族が青色事業性従者になっているパターンの問題は見たことがありませんが、今後出題されないとも限らないので、押さえておく必要があります。
最近のFP1級学科試の応用編は、2021年1月に穴埋め問題、2019年5月に選択問題で出題がされました。
控除額が大きい、19歳以上から23歳未満の出題がされるパターンが多い印象があります。
私は「大学生(19歳~22歳)の間はむさ(63万)苦しい」と覚えていました。
扶養控除を適用するとどうなるか
FP試験の勉強は、「それぞれの区分の控除額がいくらか?」を覚えて終わりということが多いです。
しかし、そこで終わってしまうと試験のためだけの勉強になってしまい、もったいないです。
「自分の場合はどうなるのか?」という事を考えてみると、ただ暗記するよりも知識が定着しやすくなります。
そこで私の例を参考に、扶養控除が住民税にどう影響するかみていきます。
扶養控除の控除額
私は母(65歳)と祖母(93歳)とは別の建物に住んでいますが、実家は同じ敷地内にあります。
普段から買い物をして食材を届けたり、病院への送迎をしたりと、生計は一緒になっています。
母と祖母を扶養控除の対象にした場合の控除額は
となります。
住民税への影響額
課税所得が86万円減ったので、その分の住民税が減ります。
反対に収入が4万円ほど増えたため、その分の住民税は増えます。
差し引き82,000円の住民税が減りました。
住民税が減るとどうなるか
私はサラリーマンのため、住民税は毎年6月から5月まで給料から天引きされます。
年間82,000円住民税が減ると、1か月あたりの手取額が6,800円増えることになります。
6,800円手取り額が増えれば、色々なことに使えます。
毎月の固定費、子どもの教育費、家族のだんらん、将来への備えなど、使いかたは様々です。
昇給で月6,800円手取り額を増やすのはなかなか大変です。
制度を知っているのと知らないとでは、今後の人生に大きな違いがあります。
FPで学ぶ知識は自分の生活も豊かにできる
資格の勉強は、今後の自信のキャリアプランに役立ちます。
FP資格の場合、資格を取得する前でも学んだ知識を活かし、自分の生活を豊かにすることができます。
「こんな風に役に立つのか!」と体験を通じて覚えたことは、ただの丸暗記よりも知識の定着度が格段に違います。
試験本番でど忘れすることもなく、試験対策としても有効な方法なのでおすすめです。
今回の記事が「FP試験の勉強ってどんな役に立つの?」と疑問を感じている方の助けに少しでもなれば嬉しいです。
それでは今回はこれで終わります。
まん、まるっ!
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